Oct−.06 2007
温湿度計の必要がでてきました。
自作してみました。


実は、先日、思いがけず高級ワインをもらってしまいました。”もうすこしとっといて飲んでください”と
のことでしたので、これを機会に、思い切ってワインセラー6本用を買いました。
狭い部屋がますます狭くなっちゃいましたが、それを除けばおしゃれで気にいっているんです。
しかし、しかし、湿度計がついておらずどうも心配。


湿度計を探してみましたが、センサーと表示部が離れているのは少ないみたいです。
秋葉原でもなかなか見あたりません。

                       いただいたワイン   

さて、どうしよう、ならば何とか作れないかなと思い、用意したものは、初心者でも扱いやすい
センサー(電圧と値が一次関数のもの)なので楽につくることができそうです。
自作ならば、湿度、温度ともに異常になったら警告をだせるしちょうどいいかなと思いました。


   湿度センサー(TDK)  右写真(白色)            (クリックして拡大)
  温度センサー         (黒色)

でもって、パソコンにつなぐわけにはいかないので、ここは、PICを利用してみようと
picに挑戦しました。最近は、PICのロム焼きは劇的に進歩したらしく、パソコンの性能が高いので、
RS232Cから直接信号を供給できるタイプで数千円のケーブルみたいなものでできちゃうんですね。
なんと、コンパイラなどもあって以前と比べたら格段に楽になりました。書き換えもICSPを利用して、
オンザフライでできちゃうなんてすごい。あまり気軽に書き換えられるので、なんども書き換えていたら
50回くらいでエラーがでるようになってしまいました。どうしてでしょう。理由はわかりませんが、
チップを交換してみると正常に書き込めますので、やはりチップが故障したのでしょう。

       使用チップ  MIcroship PIC16F877-20
   (クリックして拡大)


私の場合は、オリメックスの完成基板を利用し、そこに
チップをはめ込みICSPで書き込み完成させました。ちょっと費用はたかくついたかな。
でもディスプレイ付きだし。
余分なボタンやリレーもついてますからこんな単純な装置では基板やさんに申し訳ないかな?

プルグラムで温度と湿度がともに正常範囲ならば、GOOD 文字、 どちらかでも範囲外ならLEDを
光らせて異常を知らせるようにプログラムしました。

下は、その動作写真です            
データは上の一行で、下の一行は、私がつけたこのワインセラーの名前です。
下の銀色は、ワインセラーそのものです。もっとかわいい名前に代えよっかな。
                  左側の白いケーブルはUSBですが、電源をとることにしか使っていません。     


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ちなみに、使用したコンパイラはMikroC freeバージョンです。
初めてpicコンパイラを使ってみたのですが、このコンパイラは
私に会っているのか、うわさどおり?すらっと入っていけました。
実は、WIZ-Cも試したのですが、強力なシミュレータがついているのですが
制約があり、たまたま使用したこのハードのディスプレイの配線は、WIZ-Cの
シミュレータでは想定されていない配線らしく、結局シミュレータが使えませんでした。
私が定義を見つけきれなかっただけかもしれませんし、バージョンが古かったかも
しれませんが、、、。それに比べればmikrocはかなり使いやすかったです。



                             (2008.7.15i一部修正)