Aug.13-2008


ワインセラーと電気工作その2

2007.10.6の余談コーナーで紹介しましたワインクーラー温湿度計ですが、
ちょっとバージョンアップを考えました。


               
                                 (2007年10月6日のときのもの)

たびたび、適温、適湿を超えたときのウオーニング機能を改善させたいと
思っておりましたが、ネットで、おもしろい表示器をみつけ、これを使って
ウオーニング機能や表示方法等を変更(つまりバージョンアップ)しようと考えました。
表示器は、シリアル接続が可能で、通販ショップには、「ノキア携帯電話の液晶を
流用したディスプレイユニット」と説明がありました。周波数を設定して音も制御
できる、また、シリアルのため、接続する線数がすくなくて便利。
 pic16F877はシリアル接続がそのまま可能なので、出力プログラム部分を
再プログラムして、説明書に従い接続し、稼働を開始しました。
今回は、ウオーニング機能としては、適温、適湿を超えたときに、ピッ  ピッ と
上品になるようにしました。間隔も30秒くらいに1回なる程度です。うまく表現
できないですが、(メーカーにもよりますが)最近の冷蔵庫でドアをあけっぱなしに
すると鳴るときの警告音をすこしおとなしくした感じ。


                                   
                                  (新しくしたワインクーラー用温湿度計 種に表示部)

ただ、夏で、周囲は、相対湿度が同じでも絶対的な水分は多く、周囲とワイン
クーラの温度差が激しいためなのか、どうしてもワインクーラ内の相対湿度が
高くなるみたいです。設置時は75%位の値がでています。湿度高すぎの意味で
「too wet!」という表示がつきます。温度は正常範囲なので「Temp. ok」の文字が
でます。ただ、ワインの保管について、湿度については、60−70%がよいとされながらも、
湿潤の方は乾燥と違ってあまり問題にはならないはずです。80%くらいまでは適切と
言われることもあり、このくらいだったら無視できる湿度範囲かもしれません。
80%まではokになるようにプログラムを変えるべきかもしれません。
「%」のフォントが左右逆になっています。フォント内蔵で、こちらからは文字コードを
送っているだけなので、フォントに何か問題があるかもしれませんね。
とりあえず、このままとしておきます。

今回は温度や湿度の変化を記録し、変化の状態をグラフに表示する
こともしています。なんせグラフィックのドット数がすくないので、満足なグラフとは
いきませんが、傾向は充分わかると思います。