東芝のDCモータ用フルブリッジドライバ。
TA7267BPを使ってみた。




              TA7267BP


モータートランジスタ TA7267BP。
スペックを見る限り、かなり汎用性のありそうなICです。
秋月さんで価格は2個で、300円
ネットでは、たまにこのICの事が、かかれていて、
PWM方式には向いていないとか
言われているみたいだが、そうではないという話もある。
単に、トランジスタの電圧降下が他のモータートランジスタより大きいだけだと。
僕もそう思う。電圧降下を考えて、その分高い電圧を供給することにより、解決できるはず。

ということで、実際に鉄道模型のパワーパックを作成しようと企画しました。

そのままでは、おもしろくなにので、

通常のスピードコントロール(MANUAL mode)以外に次の3つのモードを追加することにしてみたい
と思います。

     AUTO モード:自動加速、自動減速 

・ REALモード: 電車でゴーみたいに、アクセルブレーキをシミュレートするモード

     DOREMIモード:京急2100系みたいな音がでる(PWMの周波数を替えてモーターから

       ドレミ音を出す試み)ドレミモード それ以外はAUTOモードと同じ

トランジスタが1Aまでなので、保護回路として、温度センサーをつけ、70度から

80度で、シャットダウンするようにしたいと思います。
このとランジスタ以外に、制御は、
MIcrochip社のPIC16F887(マイコンIC)で考えます。






ほかにもケースその他が必要になってきます。

パソコン通信用として、RS232C端子も付けておこうと以前基板を作製したものを再利用。



                            
                                        TTL-RS232Cコンバータ 自作基板


           これは、以前、オリメックスに発注した基板で回路を実装しました。

                      元祖コンバータと思われる MAX232を使用。
                 改良型ではないので、MAX232そのものは、
                 コンデンサがMAX232Aや他のとは仕様がちがっており、
                 ちがって、1μFのコンデンサが仕様みたいなので、
                 こんなにゴツいコンバータに仕上がりました。
                 (写真の右側は、Dsub9のメス)
                 まあ、皆さんも一度は悩んだと思いますが、
                 RS232CのTx,Rxには注意したい。
                 Txは送信、Rxは受信と単純に考えないこと。
                 まあ、どこを中心に考えるかということでしょうが、
                 Dsub9メスの場合、相手の送信を受け取る端子が、Txとなる。
                 これが、PICのRxにつながらないとおかしなことになる。

このモードをパソコンからのリモートモードとして、追加しよう。

表示LCDパネルが、8文字2段なので、LCD表示も考え
結果として、今回のパワーパックの企画は次のようになる。

----モード----  ----LCD表示----     説明 
パラメータ設定モード   PARAM ST  PWM出力、周波数設定。ヒューズ温度設定、
アクセル度合い設定その他すべての設定
 REALモード  REAL OP 電車でゴーみたいに、アクセルとブレーキで操作する
 MANUALモード  MANUAL OP
ボリュームをまわして、速度を調整する。いわゆる伝統的なパワーパックモード
 AUTO モード   AUTO   スイッチを押すと自動的に加速(または減速)し、
設定速度へ到達(または停止)する。いわばボタンひとつの操作
 REMOTEモード  REMOTE  パソコンから、スピードコマンドを送信、RS232cを通して制御する
 DOREMIモード  AUTO.DRM  オートモードと同じだが、発車の際にドレミファ♪を発生させる


設計回路図です。制御はPIC16F887に全てさせます。あとはプログラムでやります。





この後は、次回のお楽しみ、早めにアップしたいです。
                                        (以上です)